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  • 社会

国内の違法薬物取り締まりの両雄として活躍している、麻薬取締部(通称マトリ)と警視庁組織犯罪対策五課(通称:組対五課)に、新たな遺恨が勃発したようです。

 

マトリは全国に八カ所、約300人が在籍する厚労省所管の麻薬取り締まりの専門機関で、特別司法警察員として家宅捜索や逮捕、麻薬の買い受け捜査が認められています。

 

最近だと小向美奈子さんや高知東生さん、元女優の高樹沙耶さんなどを逮捕したことで、大きな注目を集めました。

 

一方、組対五課は全国警察の中でも圧倒的な200人規模の人員を誇る銃器・薬物捜査の専門部隊。

 

こちらもマトリに負けず、清原和博さんやASKAさんといった大物芸能人を逮捕して、その存在感を示しています。

 

両者は昔から強烈なライバル意識を持っていたそうで、お互いの捜査情報をリークして潰し合うほどの犬猿の仲だったといいます。

 

ライバルよりも実績で劣れば次年度の予算を大幅に減らされてしまうということで、ある程度仕方ない部分はあります。

 

しかし、国民の税金を使わせて頂いているのに邪魔し合うなんて「さすがに、それではマズイだろ」ということになり、現在はマトリと警察庁の間で人事交流が進むなど、少しずつ協力関係も構築されていました。

 

そんな中、12月8日にマトリの取締官・奥村憲博容疑者(46)が組対5課に虚偽有印公文書作成・同行使容疑で逮捕されるという事件が勃発

 

奥村容疑者は身長190センチを誇る堂々たる体格の茶髪イケメンで、独自の人脈で国際潜入捜査などを手がける“伝説のマトリ捜査官”として知られていたといいます。

 

「奥村容疑者には、事情聴取をした男(50)の供述調書の内容を勝手に変えて裁判所に提出し、捜査対象の別の人物の携帯電話履歴を無理やり取得した疑いがあります。この事件のミソは、調書を偽造された男が奥村容疑者の捜査協力者である一方で、警視庁組対五課が九月に覚醒剤約三百七十八グラムの所持で逮捕した容疑者でもあった、という点です」(全国紙社会部記者)
※週刊文春より

 

警察関係者によると、奥村容疑者の捜査協力者は、香港からの覚醒剤密輸事件で組対五課の捜査線上に浮上し、そこで二人が頻繁にやりとりしていたことが発覚したとのこと。

 

要するに、奥村容疑者が捜査協力者に対して「密輸の見逃しなどの見返りをしていた可能性がある」というのが逮捕理由のようですが、組対5課がライバル捜査機関のエース取締官を逮捕したわけですから、これは穏やかではありません。

 

特に、マトリは今年、大阪で覚醒剤密売の元締めの男を逮捕するなど大活躍していたこともあり、組対五課としては「先を越された」形になっていたことも事実。

 

そんな状況の中でのエース取締官の逮捕ですから、マトリ側としては「ちくしょう!アイツラにハメられた!」という思いになっても当然でしょう。

 

これでは、犬猿の仲に逆戻りかと。

 

また、成宮さんのコカイン疑惑で芸能界の薬物汚染に注目が集まる中、それぞれが組織としての存在感を示すために、さらなる大物の逮捕に踏み切る可能性はあります。

 

すでに何人かの名前が挙がっていますが、これから年末にかけて大きな動きがあるかもしれません。

 

※なんとしても組対五課の鼻を明かしてやる!

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