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嵐の相葉雅紀さん主演のフジ月9ドラマ『貴族探偵』の第二話が放送され、視聴率が8.3%であることが明らかになりました。一話あたりの制作費が1億円を超えるとも言われる『貴族探偵』のこの転落ぶりが話題になっています。

 

 

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■30周年記念ドラマが第二話でまさかの一桁転落

 

初回は11.8%と、このところ低迷続きの月9の初回としては昨年7月期の桐谷美玲さん主演『好きな人がいること』以来の2桁スタートということで、さすが嵐、さすが相葉さんという声も聞こえたのは事実です。

 

しかし一方で、いい味出しているのは生瀬勝久さんと仲間由紀恵さんだけ、相葉さんは霞んでるとか、メイド役の中山美穂さんがこんなに棒演技だったけ、といった批判の声もあがっていました。

 

さらに、制作費が一話一億を超えており、フジとしては喜んでいないという話も。

 

『貴族探偵』は月9ドラマ放送開始30周年記念ドラマであり、今後の枠継続を占うという点でも重要な意味を持っていたため、第二話で3%以上も落としての一桁転落という衝撃は多大なものだと思われます。

 

 

■視聴率が取れなくなったジャニーズ事務所

 

今週発売の週刊女性によると、『貴族探偵』が11.8%スタートという結果はジャニーズにも衝撃だったといいます。

 

SMAPに代わって国民的アイドルとなったはずの嵐・相葉雅紀さん主演ドラマであり、「月9」30周年のフジテレビの肝いりドラマとして巨大制作費を投入したにもかかわらず、11.8%しかいかなかったと。

 

今期トップである天海祐希さんの『緊急取調室』17.9%に遠く及ばないのはもちろん、同じジャニーズでも亀梨和也さんの『ボク、運命の人です。』の12%も下回っており、それでは「嵐が一番」ということにできないためです。

 

これはそのままジャニーズの衰退を意味します。

 

週刊女性によると、実際、ジャニーズ主演ドラマは近年減少傾向にあるといいます。

 

とくにTBSやテレビ朝日のドラマは、ジャニーズに頼らなくても高視聴率を叩き出しています。

 

そんな自信の表れが昨年9月のテレビ朝日・早川洋会長の、「スターは古今東西、大衆が決めるもの。それがすべて。事務所の影響力で右往左往しているように見られるのはちょっと残念です」と“事務所の力”を否定するような発言だと言われています。

 

今回17%以上を記録した天海祐希さんでさえ、フジテレビでは一桁でした。

 

そんなフジでも、草なぎ剛さんの『嘘の戦争』は全話二桁をキープして、全話平均視聴率11.3%という結果を残しました。

 

おそらく『貴族探偵』ほど制作費はかかっていないでしょうね。

 

相葉さんと草なぎさんの違いは非常に多くあると思いますが、結局草なぎさんのほうが「役者としてできることが多い」ということなんでしょう。

 

だからできるストーリー、役があり、それが世間に受け入れられるということなんだと思います。

 

テレ朝の会長の言うように、大衆は誰をスターだと思っているのか。

 

今後ジャニーズが思うようには進まない世の中になりそうです。

 

◆テレ朝が元SMAPを囲い込み
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