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ピコ太郎の世界的ヒット曲「PPAP」の商標権を勝手に取得しようとしている人物が、ネット上で大きな中奥を集めています。

 

それは、ベストライセンス株式会社の上田育弘という人物。

 

この上田氏、とにかく流行りの言葉に商標出願を出しまくり金儲けを企むことで有名で、過去には「じぇじぇ」「民進党」「STAP細胞はあります」など注目のキーワードを先に押さえることで権利を横取りしようとしていたといいます。

 

 

元弁理士ということで、権利関係の知識が豊富にあることからこのような愚行を思いついたようですが、こんなしょうもないやり方でホントに儲けていたのか…

 

その辺りは不明ですが、この常識外れで卑怯なやり方には批判が続出。

 

上田氏はメディアの直撃取材に対し、「あくまで権利は自分にあるのでピコ太郎が許可なくPPAPを歌うと損害賠償請求の対象になる」と、強気の姿勢を崩していません。

 

はっきり言って、とても正常とは思えない思考回路ですが、現状の法律ではこのような異常者の論理もまかり通ってしまうのでしょうか?

 

上田氏は「私的な側面と公的な側面があって、私的な側面はお金儲けですが、そこだけに着目すると『ずるい』とかって言われると思います。ですが、決して違法ではない」と正当性を主張していますが、実際には特許庁の実態審査で却下される可能性も高いといいます。

 

「エイベックスもPPAPの商標登録を出願したが、自分のほうが9日早かったので勝ち。エイベックスにライセンスを売ることも考えている。エイベックスはもっと早く出願すべきだったのに私が勝っている状態。私の商標権を無視してビジネス展開すると損害賠償請求の対象になる」(上田育弘氏)

[netgeekより引用]

 

この発言を見る限り、法律に取り憑かれた人間の成れの果て…といった感じで、哀れな感じさえしてきます。

 

とりあえず、著作権や商標権についての細かい話は置いといて、「法的には問題ない」という発言を繰り返す辺り、本人も「道徳的にはNG」という後ろめたさはあるんでしょう。

 

ただ、このまま自分の良心の声を無視して傍若無人な行為を続けていれば、その結果はいつか全部自分に返ってくるもの。

 

 

肩書が「元」弁理士なのも、こういったあたりが問題視され資格を剥奪されたという話もあります。

 

 

上田氏、大丈夫なんでしょうか?